江戸連の講へようこそ

最終更新日 2013-11-02

since 2011/05/01

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~江戸連『講』の由来~
寿々方.jpg 寿々方江戸がたり家元の寿々方氏◆江戸時代の「講」には、「伊勢講」「富士講」に代表される信仰に基づくものと、「頼母子講」「無尽講」に代表される経済的相互扶助を目指すものの二種類があった。どちらも、「講」のメンバーが定期的にお金を積み立て、そのお金で前者の場合には何人かずつを「講」の代表として伊勢詣・富士詣に送り出そうとするものであり、また後者の場合には籤引きなどに当たった人がまとまったお金を優先的に利用できるシステムであった。伊勢詣も富士詣も日本の信仰の旅は同時に「物見遊山」の旅でもあった。「連れ立ってあちこちの名所旧跡を訪ね、知的好奇心を満足させようとする」旅でもあった。

◆翻ってわが江戸連の「講」には、信仰や経済的扶助という精神は一切ないが、「同好の士が群れて、旺盛な好奇心で共に学び合い、連れ立って物見遊山を楽しむ」という点では、江戸時代の「講」の精神に一脈通じるものがあると思っている。これまで江戸連では、「七福神巡り」「日本橋の老舗巡り」「小江戸巡り」「江戸の坂と史跡巡り」「江戸の川巡り」「長崎の旅」「関東の歴史バスツアー」や落語・歌舞伎・能などの「古典芸能の鑑賞会」そして江戸学についての各種「講演会」などを「講」として実施してきた。さらに最近では、江戸連の中に連衆が自主的に立ち上げた「蕎麦連」や「投扇連」が発足して、新たな「講」が活発な活動を展開するようになっている。

◆江戸連は2002(平成14)年に少人数で発足したが、10周年となった2012(平成24)年には60人を超す大人数の組織になった。今後、どのような「講」の活動を行っていったらよいかが大きな課題であるが、「蕎麦連」や「投扇連」のような「連内連」のあり方は一つの方向性を示すものだと考えている。江戸連ではこれからも江戸連らしい魅力的な「講」を企画していきたいと思っているので、連衆のみなさまの積極的なご意見・ご要望をお待ちしている。

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平成24年度上期の講


4月卯月講
古川柳に見る江戸の四季


5月皐月講
結城紬の里と真壁蔵の街歩き


6月水無月講


7月文月講


8月葉月講


9月長月講

平成24年度下期の講


10月神無月講


11月霜月講


12月師走講


1月睦月講


2月如月講


3月弥生講